2006年05月30日

お知らせ

今回、ULTRAS WASEDAのホームページ移転に伴い、当ブログに掲載してきた試合レポートなどは今後新ホームページ上でアップされていく予定です。これまで当ブログをご覧いただきありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

新ホームページ
http://ultraswaseda.seesaa.net/
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2006年05月29日

関東大学サッカーリーグ第11節 vs専修大学@平塚

5月28日(日) 12時キックオフ 平塚 45分×2

早稲田大学 3[2−0・1−0]0 専修大学

得点:【早】渡邉(10分)、渡邉(40分)、中島(50分)

早稲田大スタメン
−−−−渡邉−−島村−−−−
−−−−−−山本−−−−−−
中島−−兵藤−−塗師−松本怜
−中川裕−−金守−−横山−−
−−−−−−伊藤−−−−−−

SUB:時久、山口、堀江、松本征、首藤、前田、反町

交代:島村→反町(64分)、山本→前田(69分)、中島→山口(82分)

専修大スタメン
−−−遠藤好−−荒田−−−−
−−−−−−池田−−−−−−
−−岡崎−−吉田紘−野村−−
栗原−−山田−−渡部−−鈴木
−−−−−−半田−−−−−−

SUB:高橋、槻木、石井、伊藤、中野、黒澤、吉田幸

交代:吉田紘→石井(28分)、栗原→吉田幸(HT)、遠藤好→黒澤(63分)

関東1部に昇格してからの早稲田の挑戦もいよいよ折り返し。現在4位につけている早稲田は、同じ2部からの昇格組である専修大学と対戦した。早稲田は教育実習の主将金田隼輔が欠場し、他にも怪我人の影響で前節までとは様相の違うメンバー構成に。金田の穴は塗師亮が埋め、最終ラインには横山知伸が第7節明治大戦以来となる先発起用。兵藤慎剛がボランチに下がり、前線にはスーパーサブとして定着している島村毅が開幕戦ぶりにスタメンとなった。対する専修は現在勝ち星なしの最下位と苦しい戦いが続いてはいるが、チームの攻撃の軸となるトップ下の池田末廣が開幕戦の怪我から復帰してからは4戦負け無し。昨年の後期リーグでの対戦では早稲田は敗戦している相手でもあり、決して油断はできない。

序盤から快調な動きを見せたのは早稲田。特に、島村の積極的な姿勢が光る。2分、前線での島村のポストから塗師が右足で思い切ったミドルシュートを狙ったが、これは枠の上。続く4分、兵藤の素早いリスタートのパスから中島が左サイドを抜け出す。マイナスの折り返しに島村がシュートするも外れる。9分には、最終ライン金守のフィードが相手選手に渡ったところを島村が奪う。右サイドを駆け上がる松本怜へパスを通すと、松本怜のセンタリングに再び島村が頭から飛び込んだが枠を捕らえられない。これまで先発としてはなかなか結果を残すことができなかった島村だけに、この日は強い意気込みがうかがえる立ち上がりとなった。

そして早稲田の勢いがついにゴールを生み出す。右サイドでボールを受けた松本怜が得意のドリブルを仕掛ける。見事に1人を抜き去ると中央へクロスボールを送る。これが懸命にクリアしようとした相手選手の手にあたり、ハンドの判定で早稲田がPK獲得となった。ここでキッカーに名乗りを上げたのが目下のところ得点ランキング単独トップの渡邉。きっちりとゴール左隅に沈め、10分に早稲田が幸先のいい先制となった。

12分、早稲田は中盤でボールを奪われると、岡崎に左足でのミドルシュートを打たれる。これはゴール右へと外れたが、このあたりから専修にもチャンスが訪れ始める。早稲田も追加点を狙うべく攻めの手を緩めることはなく、攻め合いの展開となる。14分、左サイドに流れた兵藤がセンタリングを送ると、ファーで松本怜が折り返し、最後は渡邉がヘディングシュートしたがゴールの上へ外れる。15分には早稲田がピンチを迎え、野村のスルーパスに反応した遠藤好が一気に最終ラインを抜け出すも、左足でのシュートに精度がなく早稲田は一難を逃れた。

その後も両者にチャンスシーンが訪れる落ち着かない試合展開に。16分には渡邉のミドル、18分には兵藤が自らドリブルで持ち込んでのシュートを狙うが、いずれもゴールならず。専修も負けずに、19分に池田の直接FK、20分には遠藤好が後方からのスルーパスに抜け出してシュートまで持ち込んだが、こちらも決まらない。少し相手にペースを握られる時間帯になったかと思えば、またしても早稲田にチャンス。23分、前線でボールを奪った山本が渡邉とのワンツーから強烈なミドルを放ったが、これは相手キーパーのセービングに阻まれた。

24分ごろには早稲田が、中盤両サイドを担当する中島と松本怜の位置を左右入れ替え、相手の目先を変えて流れを手繰り寄せようとする。すると27分には、塗師のスルーパスに左サイドを抜け出した松本怜が折り返し、渡邉が頭で狙ったがクリアされる。早めに反撃したい専修も、28分に選手交代。ボランチの吉田紘を下げ、DFの石井を投入。最終ラインに石井を入れる3バックに、中盤を野村と岡崎のダブルボランチに変更する。

専修には池田という類稀な攻撃センスを持つ選手がいる。昨年度、関東2部でアシスト王に輝いたこの司令塔に早稲田も苦しめられることに。35分、左サイドでの細かなパスワークで専修が崩し、最後は池田が左足のミドルで狙ったがこれはゴールの右。37分には右サイドに流れた池田のクロスボールが、ゴールへと飛び、なんとかキーパー伊藤がCKに逃れる。そしてそのCKを池田が蹴ると、伊藤がクリアできずに混戦になるも、中川裕が懸命にかき出した。

少し相手にペースがいき、嫌な雰囲気になってきた早稲田だったが、ここで流れを断ち切ったのが早稲田のエース渡邉である。40分、早稲田のカウンターから前線でボールを持った島村が仕掛けてシュート。相手選手に跳ね返ったボールを受けた兵藤が、すぐさま右でフリーになっていた渡邉へパスする。受けた渡邉は、落ち着き払った右足シュートを確実に決め、早稲田に2点目のゴールとなった。絶好の時間帯に相手の勢いを止める追加点をあげ、そのまま前半戦を折り返す。

後半、攻めに出なければいけない専修は栗原に代えて攻撃的な吉田幸を投入。岡崎を栗原のいた左サイドに移すと同時に中盤を野村のワンボランチへと変更し、リスクを冒す選択をとる。しかしこれが裏目に出たか、後半戦は薄くなった相手の中盤を早稲田が支配する展開に。開始直後の45には兵藤からのパスを受けた松本怜が右サイドから中央へと一気にドリブル突破。左足で強烈なシュートを放ったが、これは相手キーパーのセービング。そして迎えた50分、横山が出足の早いディフェンスで相手パスをインターセプトすると、そのまま右サイドを上がる松本怜へ。抜け出した松本怜が折り返し、ペナルティエリア内で山本がキープ。後ろの渡邉へ戻し、ボールはさらにつながれる。最後は、後方からフリーで走りこんできた中島が冷静に決めて、専修を突き放す3点目のゴールが早稲田にもたらされた。

58分には早稲田にこの日最大のピンチが訪れる。ペナルティエリア内に飛び込んできた相手選手に対し、矢のように飛んできた金守がスライディングタックル。見事にボールを捕らえた素晴らしい守備にしか見えなかったが、これがなんとファールで専修にPKが与えられた。不可解な判定ではあったものの、ここで早稲田ゴールに立ちはだかったのが負傷している時久の穴を埋める伊藤。野村が中央に蹴ったシュートに対し、倒れこみながら足でストップし、ゴールは許さなかった。

3点というリードを保つことに成功し、余裕の出来た早稲田はここで選手交代。期待されながらこれまで厚い選手層に阻まれてベンチ入りの機会もなかった新入生、反町一輝がようやく早稲田でのデビューとなった。70分には第8節以来のベンチ入りとなった前田もトップ下の位置に投入され、早稲田が手を緩めることなく攻め続けていく。73分、左サイドで粘った反町から受けた中島が縦に突破。マイナスの折り返しにフリーの前田がシュートしたが、これは相手キーパーに阻まれた。

そして試合は早稲田が圧倒するまま終盤へ。78分には、左サイドに流れた反町のセンタリングに渡邉がヘディングシュートしたが、これはバーを直撃しハットトリックはならず。さらに82分、カウンターから兵藤の裏への浮き球パスに前田が反応。爆発的なスピードで一気に抜け出した前田がドリブルで進み、キーパーとの1対1まで持ち込んだがシュートはキーパーにストップされた。その後は第6節以来の出場となる山口も入れ、しっかりとゲームを締める早稲田。それからは試合も動くことなく、結局3対0というスコアで早稲田が専修に快勝した。

点差とは対照に、前半は早稲田にとって決して楽な展開ではなかった。しかし、序盤での先制点、苦しい時間帯での追加点、そして後半立ち上がりに試合を決める駄目押し点と、いずれも絶好のタイミングでのゴールが印象的だった。決めるべきところで決めた渡邉の決定力が試合を左右したといってもいいだろう。これで早稲田は3位で前期を折り返し。いい流れで来月頭に行われる総理大臣杯関東代表決定戦に臨めそうである。ようやくやってきた昨年の雪辱を晴らす機会、早稲田の再度の躍進に期待したい。

前期最終戦に臨む右サイドを切り裂く松本怜得点王の座を守る渡邉千真デビューとなった反町一輝(上)と、トップ下で起用された前田亮
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2006年05月21日

関東大学サッカーリーグ第10節 vs国士舘大学@駒澤陸上

5月20日(土) 14時10分キックオフ 駒澤陸上 45分×2

早稲田大学 0[0−0・0−1]1 国士舘大学

得点:【国】菅原(87分)

早稲田大スタメン
−−−−−−渡邉−−−−−−
−−−−兵藤−−山本−−−−
中島−−金田−鈴木修−松本怜
−中川裕−−金守−−塗師−−
−−−−−−伊藤−−−−−−

SUB:河野、堀江、横山、松本征、首藤、島村、松橋

交代:松本怜→松橋(HT)、中島→島村(68分)、金田→首藤(78分)

国士舘大スタメン
−−−−中村−−柏−−−−−
久保田−−−伊東−−−深澤良
−−−−−−斎藤雄−−−−−
小島−−杉森−−足助−−大島
−−−−−−山下−−−−−−

SUB:金子進、押野、半田、天野、養父、深澤幸、菅原

交代:久保田→天野(HT)、深澤良→養父(60分)、中村→菅原(80分)

3連勝といよいよエンジンのかかってきた早稲田は、今節国士舘と対戦。一昨年、昨年と激闘を繰り広げてきた因縁の相手でもある。好調な早稲田は、フィールドメンバーは前節と同じ構成。時久省吾が怪我で欠場したキーパーのポジションには伊藤拓真が今期初出場となり、ベンチには1年生で大分U-18出身の河野猛が入った。一方の国士舘は現在連敗中と調子は下降気味。流れを変えるためか、これまでの試合とは大幅に選手を入れ替えてきた。

2分、鈴木修の放り込みから最後は渡邉がヘディングシュート。これはキーパーの正面を突いたが、幸先のいい立ち上がりとなった早稲田。上空に強風が吹く中での風下のエンドで不利かと思われた前半戦だったが、長いボールが押し戻されてもセカンドボールをしっかりと拾い、早稲田が優位に試合を進めていく。相手の拙攻にも助けられる形で早稲田のボールキープする時間が長くなり、ここからチャンスをうかがう展開。

それでもシュートシーンは少なかった早稲田だったが、19分に左サイドで兵藤が粘ってキープし後ろへ戻す。受けた金田がダイレクトでクロスボールを送ると、渡邉が頭で合わせたがシュートは枠の上。さらに25分、金田のスルーパスに反応した渡邉がペナルティエリア内で相手選手を背負いながらキープ。後ろへパスを戻すと、走りこんできた中島がシュートするもこれは相手キーパー山下が倒れこみながらセービングし、決定機を逃した。

その後はボールは持てどもチャンスまでは至らないじりじりした展開が続く。相手に危険なシーンを作られることこそないが、流れを考えれば早めに先制点が欲しいところ。そしてようやくビッグチャンスが訪れる。38分、渡邉のポストプレーから走りこんだ山本へとパスが渡る。トップスピードに乗った山本が一気に相手ディフェンスラインを突破すると、キーパーと1対1に持ち込んだが、シュートは惜しくもゴール左へと外れた。その後40分には早稲田CKの流れから塗師が前線へ放り込み。相手選手のクリアを拾った兵藤がシュートを狙ったが、これは相手キーパーのセーブにあった。

前半終盤にも鈴木修や金守のミドルシュートなどでゴールを狙った早稲田だったが、ゴールは奪えぬまま試合は後半戦へと突入。ここで両者に選手交代が。早稲田は松本怜を下げて、前節から復帰した松橋を投入。山本を中盤右サイドに移し、山本のいたポジションへ松橋は入った。国士舘も久保田に代えて天野を同じポジションに入れてきた。

エンドも変わり、風上に立った早稲田は押し込みたいところ。序盤の47分に国士舘の鋭い攻めから伊東が抜け出したが、シュートはキーパー伊藤がセーブし一難を逃れる。その後は早稲田が前半と同じようにボールを支配して攻め込む流れ。48分、右サイド塗師のセンタリングに松橋が頭で狙ったが、シュートは大きく上がりキーパーが抑えた。50分には前線のこぼれ球を山本が左足でシュートを狙ったがキーパーセーブ。さらに62分、左サイドでこぼれを拾った金田がルーレット気味に相手をかわし、さらにもう1人抜き去って最後は中島がセンタリング。これはファーサイドへと流れ得点には至らず。

68分、早稲田は中島に代えて島村を投入。松橋を中盤左サイドに移し、前線を渡邉と島村の2トップに変更してゴールを狙いに行く姿勢を強く打ち出す。その直後には右CKのこぼれを金田が思い切ってミドルで狙ったが枠の上。続く75分、左サイド松橋のセンタリングを島村が打点の高いヘディングでシュートしたが枠を捕らえられない。さらに78分には鈴木修の展開から左サイドの松橋がセンタリング。これがフリーの渡邉に届いたが、決定的なヘディングシュートは相手キーパーがビッグセーブ、島村が詰めるも押し込めなかった。

松橋のチャンスメイクからゴールを狙う早稲田だが、なかなか1点が奪えない。そんな中早稲田は最後のカードを切る。78分、主将の金田を下げて首藤を投入。山本をセンターに戻し、首藤を右サイドに入れる。早稲田がリスクを冒す攻撃的な布陣へと移行すると同時に、国士舘も前線に菅原を投入して試合は最終局面を迎える。

85分、兵藤からのパスを受けた鈴木修がシュートフェイントで相手選手を抜き去ると、さらにルーレットでもう1人かわす。最後は島村が右足で狙ったがキーパー正面だった。さらに87分、早稲田がCKのチャンスを得る。しかしこれはクリアされ、ここから国士舘が一気のカウンター。柏が自陣から一気にドリブルでゴール前まで持ち込み、左サイドをオーバーラップした養父へと渡す。受けた養父が左足で絶妙なセンタリングを送ると、これが飛び込んできた菅原の頭にドンピシャリ。菅原の強烈なヘディングシュートが突き刺さり、早稲田が痛恨の失点を喫した。

最悪の時間帯でリードを奪われた早稲田は、残る時間で最後の攻めを見せる。ロスタイムには、左サイドから攻め上がった松橋が右足に持ち替えてセンタリング。中央で受けた山本がさらにつなぐと、ファーサイドから走りこんできた島村が渾身のヘディングシュートを放ったが、これは無情にもバーを叩きゴールならず。そしてそのまま終了を告げるホイッスルが鳴り響いた。

これで早稲田は第4節以来の敗戦となり、連勝もストップ。ボールを支配し続けた試合ではあったが、最後まで1点が遠かった。例え攻め続けても決めるべきところを決め切れなければ、最後に痛い目にあうという典型のような試合だった。とはいえ長いシーズンではこのような試合もあるだろうし、内容的にも決して悲観するようなものではない。着々と勝ち星を重ねていく上位陣に食らいついていくためにも、次の前期最終戦は勝利を手にして後期リーグへはずみをつけたいところだ。

懸命にゴールを狙い続けた早稲田今期初出場となった伊藤拓真途中からキャプテンマークを巻いた松橋優
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2006年05月15日

関東大学サッカーリーグ第9節 vs東京農業大学@古河

5月14日(日) 12時キックオフ 古河 45分×2

早稲田大学 3[1−0・2−0]0 東京農業大学

得点:【早】渡邉(32分)、渡邉(49分)、兵藤(68分)

早稲田大スタメン
−−−−−−渡邉−−−−−−
−−−−兵藤−−山本−−−−
中島−−金田−鈴木修−松本怜
−中川裕−−金守−−塗師−−
−−−−−−時久−−−−−−

SUB:伊藤、堀江、横山、松本征、首藤、島村、松橋

交代:中島→松橋(61分)、渡邉→島村(72分)、兵藤→松本征(80分)

東京農業大スタメン
−−−−常盤−−佐藤−−−−
−−−−原田−−古橋−−−−
河井−−−−阿部−−−−小澤
−−工藤−−剣持−−太田−−
−−−−−−藤井−−−−−−

交代:佐藤→千住(61分)、原田→坂口(61分)、小澤→奥村(80分)

連勝で4位浮上、波に乗る早稲田は一気に上位進出を狙うべく東京農業大学と対戦した。早稲田は中盤の要である鈴木修人が今期初めてスタメン出場。さらにベンチには松橋優も帰ってきた。多かった怪我人も復帰し、ようやくベストのメンバーが揃いつつある。対する東農は基本的に4バックを敷くチームだが、この日は早稲田対策のためか3バックを採用。本来はアタッカーとしてその能力を発揮する阿部文宣を兵藤慎剛のマンマーカーとして起用するなど、まずは早稲田の良さを消す戦法で臨んできた。

立ち上がりから東農の元気の良さが目立つ。1分、左サイドから古橋のFKがゴール前へ。クリアしたところを佐藤が右足ミドルで狙ったが、これは体を張った守備で早稲田が凌ぐ。7分には山本からボールを奪い取った剣持がそのまま裏のスペースへスルーパス。古橋が抜け出しキーパー時久と1対1になる決定機となったが、古橋のシュートは時久に当たりこぼれ球を塗師がクリアして一難を逃れた。

早稲田に攻撃の形ができたのは10分、中央金田が左サイドの中島へ展開。中島のセンタリングが相手選手に当たってこぼれたところを渡邉がつなぎ、最後は兵藤がフリーでシュートするもキーパーの正面をついた。反撃に出るかと思われた早稲田だが、東農の勢いは止まらずチャンスを作る。12分、右サイド深い位置から小澤がペナルティエリア内へと一気に突破。危険なクロスが送られたがボールはファーへと流れた。続く13分にはキーパーのパントキックを受けた常盤がそこから素晴らしいドリブルテクニックを見せる。巧みな足技で2人を抜き去って左足でシュートを放ったが、これはぎりぎりゴール右へとそれた。東農期待のルーキー常盤聡が噂に違わぬプレーを披露。

前半も中盤に差し掛かり、早稲田はようやく自らのペースへと持ち込んでいく。25分、左サイドで得たFK、鈴木修が蹴ったボールがファーまで流れると、受けた松本怜がゴール前へ折り返し。兵藤がヘディングシュートを放ったが、これは惜しくも右ポストに阻まれた。さらに26分、鈴木修が左サイドの中島へ展開。中島が山本へパスすると、山本はワントラップで前を向き、ペナルティエリア内へ進入しそのまま左足シュートを放ったがゴール右へ外れた。続く27分にはゴール前で工藤のクリアを鈴木修がカット。鈴木修はそのまま右足で強烈なシュートを放ったが、ゴール右上隅に飛んだボールは相手キーパーのセービングにあい得点ならず。

攻め込む早稲田だが、カウンターにも要注意。特に前述の常盤の個人技が冴え渡る。29分、古橋が前線へ浮き球パスを送ると、左サイドで受けた原田がヘディングで中央へとつなぐ。浮いたボールを常盤が豪快なバイシクルシュートで狙ったが、これは時久の正面だった。ピンチを凌ぎ、早稲田が流れを徐々に引き寄せていく中、ここで先制点が欲しい時間帯で迎えた32分。塗師のスルーパスに反応した鈴木修がさらに右サイドの松本怜へ渡す。松本怜のセンタリングを中央山本がつなぎ、ボールはファーで待ち構える渡邉の元へ。これを渡邉が落ち着いてゴールへと沈めた。絶好のタイミングで早稲田の得点となった。

早稲田の先制後、反撃を狙う東農でやはり危険なのは常盤。34分、FKを河井が前線へ放り込むと、受けた常盤がDFを背負った状態から強引にシュートしたがこれはゴール右へ外れる。41分には左サイドから佐藤が中央へと突破。右から走りこんだ常盤へ絶好のパスが届いたが、常盤のスライディングでのシュートは辛くも枠の外へ。前半終盤の42分には鈴木修の強烈ミドルが相手選手に当たってコースを変えて外れ、結局そのまま前半終了。

迎えた後半戦、両者ともメンバーの変更は無かったが、1点を追う東農は戦い方を変えてきた。前半、兵藤を密着マークしていた阿部をトップ下の位置へ移し、攻撃へ比重を置かせる。リスクを負っても攻める姿勢を見せた東農だったが、ここで逆に主導権を握ったのは早稲田。プレッシャーが緩くなったと見るや、それぞれの選手が攻撃面での輝きを発揮し始める。そして結果はいきなり出た。49分、早稲田のカウンター。松本怜が右サイドからスペースのあった中央へと一気にドリブルで突き進む。前が詰まったと見るや渡邉へ預け、渡邉は左サイドの中島へ渡す。左サイド高い位置で前を向いた中島は得意のドリブルを仕掛けると、縦へと鋭く突破し相手選手を置き去りに。ぎりぎりまでえぐってマイナスに折り返すと、これに渡邉が飛び込みゴールイン。渡邉のリーグ単独得点王へと躍り出るこの日2点目のゴールが決まり、早稲田の追加点となった。

そして61分、ついにこの男がピッチへと帰ってきた。開幕から怪我のため戦線離脱していた快速アタッカー、松橋優が中島と交代で登場。山本が左サイドに移り、松橋は山本のいた位置へ。同時に東農も前線に長身FWの千住、ボランチに坂口を投入して状況の打開を図る。両者が動き、そして試合もさらに動いた。68分、早稲田が後方からロングフィードを送り、右サイドで渡邉の粘りから松本怜がキープ。ペナルティエリア内の兵藤へパスが渡ると、兵藤は相手選手をかわして思い切った左足シュート。これがゴールネットに突き刺さり、東農を突き放す3点目の得点が早稲田にもたらされた。

東農には相変わらず怖い常盤の存在があるが、早稲田は集中した守備で対応。71分、常盤が自ら突破して左足でシュートしたがこれは枠の上。76分、ゴール前で常盤から左の坂口へと渡り、坂口のミドルシュートは時久がセーブした。守備の後は早稲田は攻撃の手も緩めない。途中から投入された島村が強引なプレーで貪欲にゴールを狙う。77分、東農CKのカウンターから左サイドを持ち上がった金守が左足でロングパス。前線で受けた島村がドリブルで仕掛け右足でシュートしたが、これは相手選手に当たってゴール右へ外れた。さらに78分、左サイドから鈴木修がピンポイントのクロスを供給したが、島村の決定的なヘディングシュートはゴールならず。松本征を左サイドに投入し、山本を中央へと戻した後の80分には、島村が前線でボールを拾い仕掛けてシュートしたがキーパーの正面。

島村の怒涛のシュート攻勢の後も、早稲田の攻めは激しさを増すばかり。81分、中央の金田から右サイドの松本怜へ展開。松本怜がドリブル突破し、右足で強いシュートを放ったがキーパーがキャッチ。82分には、松橋のサイドチェンジが右の松本怜へ届く。松本怜がダイレクトで裏へと出すと、反応した山本が完全に抜け出したが、山本のループシュートは枠を捕らえられなかった。続く84分、鈴木修がFKを前線へ放り込むと、島村がヘディングシュートしたがゴールの上へと外れた。

ロスタイムには山本の強引な突破からのシュートもあったがキーパーのセーブにあう。相手の最後の攻めは体を張ったディフェンスでシャットアウト。2試合連続完封、そして3連勝となる勝利を早稲田が挙げて試合は終了した。

どちらに転んでもおかしくなかった前半戦で1点リードすることができたのが、この試合の全てだったのではないだろうか。相手がリスクを犯さざるを得なくなった後半、早稲田は本来の力を見せ付けるように素晴らしい攻撃を続けることが出来た。どちらにせよ、1戦を追うごとに内容も良くなっている。早稲田が順調に勝ち点を積み重ねる今、今後は上位陣同士の直接対決もあり勝ち点の奪い合いも予想される。前期残り2戦、是非ともこのまま連勝街道を突き進んで欲しい。

今期初スタメンの鈴木修人前半、徹底したマンマークを受けた兵藤慎剛この日も右サイドから切り裂いた松本怜心機一転坊主頭の金守貴紀と、ゴール量産体勢に入った渡邉千真左から見事な突破を披露した中島健太ようやく怪我から復帰、松橋優
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2006年05月07日

関東大学サッカーリーグ第8節 vs東京学芸大学@西が丘

5月6日(土) 12時キックオフ 西が丘 45分×2

早稲田大学 2[0−0・2−0]0 東京学芸大学

得点:【早】兵藤(77分)、松本怜(89分)

早稲田大スタメン
−−−−渡邉−−市川−−−−
−−−−−−山本−−−−−−
中島−−兵藤−−金田−松本怜
−中川裕−−金守−−塗師−−
−−−−−−時久−−−−−−

SUB:伊藤、山口、横山、鈴木修、首藤、島村、前田

交代:市川→鈴木修(42分)、渡邉→島村(68分)

東京学芸大スタメン
−−−−山田−−志連−−−−
桂木−−−−−−−−−−酒井
−−−−瀬田−−渡邊−−−−
黒田−−坂本−−鈴木博−奥野
−−−−−−山下−−−−−−

SUB:足立、佐々木、椎名、鈴木保、鈴木崇、栗原、赤城

交代:志連→栗原(64分)、酒井→鈴木保(78分)、渡邊→鈴木崇(85分)

前節の明治大戦で久しぶりの勝利を得た早稲田。このまま勢いに乗りたい一戦となった今日は、東京学芸大と相見えた。早稲田は前節の試合から、横山知伸を外して1年生の中川裕平を左ストッパーでスタメン起用。さらに、ようやく怪我から復帰した鈴木修人が今期初めてベンチ入り。一方に東京学芸は、昨年総理大臣杯予選で対戦し早稲田が7対0で圧勝した相手。とはいえ、今期の東京学芸はこれまでの7試合でわずかに2失点しかしていない守備力の高さが特徴だ。

汗ばむほどの陽気の中で、お互い様子を見るような立ち上がりとなった。まずは4分、東京学芸の攻め。桂木からのパスを受け左サイドをオーバーラップした黒田がセンタリングを入れる。早稲田ディフェンスがクリアできずにボールは志連の元まで流れたが、トラップが大きくなりシュートできず。直後の5分には早稲田も反撃。左サイドでボールを受けた中島がセンタリング。ニアから飛び込んだ山本が豪快なボレーシュートを放ったが、枠を捕らえられなかった。

試合は風上に立つ早稲田が徐々に流れを引き寄せていく。小気味いいパス回しも見られ、ボールキープする時間は長くなるが、シュートシーンまで持ち込むような決定的なプレーには至らない。20分、中盤金田からの横パスを受けた塗師が一気に持ち上がりそのまま右足でミドルシュート。勢いはあったがボールはゴール上へそれた。逆にカウンターを狙うのが東京学芸。31分、左サイドを志連がドリブルで仕掛けセンタリング。ファーからフリーで走りこんだ瀬田がループ気味のシュートを狙う。弱いながらもゴールへと向かったボールだったが、これはなんとか金守がクリアした。38分には再び東京学芸に決定的なチャンス。前線でボールを持った桂木が右から走りこむ酒井へ渡す。フリーだった酒井の強烈な右足シュートは、時久が横っ飛びでセービングし、なんとか一難を逃れた。

早稲田の閉塞した状況を打開するためか、42分に早くも早稲田ベンチが動く。市川が下がると、怪我のため離脱していた鈴木修が今期初登場となり、ボランチの位置へ入った。それに伴い、山本と兵藤がそれぞれ一列前へと上がる。投入直後の鈴木修はブランクの長さが影響してか、ミスが続いたが、結局そのまま前半終了の笛が鳴った。ボールは持てども東京学芸の分厚いディフェンスの前に跳ね返され続けたという印象で、これまでの失点の少なさは伊達ではないと感じさせた前半戦だった。

後半は東京学芸の攻勢で幕を上げる。48分、東京学芸にCKのチャンス。右から蹴られたボールを時久が取り損ね。こぼれを鈴木博にシュートされたが左に外れた。49分には、後方からのロングボールに志連がオフサイドぎりぎりで一気に抜け出す。完全にキーパーと1対1となる絶体絶命のピンチとなったが、志連のシュートは飛び出した時久がなんとか体に当てて防いだ。時久がビッグセーブでチームを盛り上げたあとは早稲田にもチャンスシーン。56分、左サイド、角度のないとことからFKのチャンス。鈴木修が直接シュートを狙ったが、これはキーパー山下にセーブされた。さらに58分には、中央の鈴木修から左サイドに流れた山本へ展開。山本のセンタリングはゴール前の渡邉の頭にぴたりとあったが、ヘディングシュートは惜しくもゴール右へ外れた。

その後、連戦の影響か両チームの選手に疲れが見られ、運動量ががくっと落ちる。中盤に広大なスペースが目立ち始め、両者に決定機が訪れる危険な時間帯に。62分、東京学芸が右サイドからの攻撃。酒井のセンタリングを中央で受けた志連のトラップが流れ、ボールはファーサイドからフリーで走りこむ桂木の元へ。シュートは枠の右へと外れ、助かった早稲田。直後には早稲田も松本怜が個人技で攻め込む。相手のパスミスをかっさらった松本怜が右サイドから一気に左にドリブル突破。相手選手をかわしてペナルティエリア内まで持ち込んだが、左足のシュートは当たり損ね相手選手にクリアされた。

ここがまさに勝負どころ、両チームのベンチもほぼ同時に動く。東京学芸が64分にスピードのある栗原を前線へ投入すると、早稲田も68分に抜群の決定力を誇る島村を前線へ。ともに得点を取るための切り札ともいえる選手を投入し、試合はさらに激しさを増していく。73分、東京学芸の奥野が右サイドからアーリークロス。ファーまで流れたボールに栗原が飛び込んできたが、シュートは時久の正面。74分には、兵藤が左サイドを仕掛け、中央へとパス。受けた島村が強引にシュートに持ち込んだが、相手キーパーのセーブにあいゴールならず。

お互い途中出場の選手がチャンスを作る中、ついに試合が動く。77分、左サイドを持ち上がった中川裕が絶妙なアーリークロスを入れる。ボールは相手選手を振り切った島村の元まで届き、島村の決定的なシュート。これは左ポストに阻まれたが、跳ね返りを受けた兵藤が落ち着いて叩き込んだ。試合も終盤に差し掛かる中で、絶好の時間帯で早稲田がリードを奪うことに成功した。

これまで全試合で先制すれど、図ったかのように全ての試合で追いつかれている早稲田。疲れを隠せない中で、懸命に自陣まで戻ってディフェンスする選手たち。そしてここぞというシーンでは積極的に追加点を狙いにいく。42分には右サイドから松本怜がセンタリングを入れると、山本のヘディングシュートはキーパーセーブ。こぼれを再び山本が中央へと折り返したがキーパーが抑えた。そして迎えたロスタイム。東京学芸のCKから早稲田がカウンター。自陣でボールを持った松本怜が、一気にスピードに乗ったドリブルを開始すると、中央を切り裂く。ゴール前まで突進し、一旦左の中島へ預けるとボールはダイレクトで松本怜に戻る。フリーになった松本怜が冷静に右足で決め、試合を決定付けるゴールとなった。

そして試合は終了。今期初の完封勝利、そして今期初の連勝と、最高の結果を出した早稲田。内容自体は相手の決定力不足に助けられたシーンも散見され万全とはいえないが、とはいえ今後の見通しは非常に明るくなった勝利だったといえるだろう。順位は一気に4位まで上昇し、鈴木修人の復帰、新戦力の活躍など好材料も多くなってきた。ようやく1部の舞台にも慣れてきた早稲田、これまでの鬱憤を晴らす大暴れに期待したい。

早稲田への意識を隠さない心機一転、金田隼輔は中盤で走り回った待望の復帰、鈴木修人
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2006年05月04日

関東大学サッカーリーグ第7節 vs明治大学@鴨川

5月3日(水) 12時キックオフ 鴨川 45分×2

早稲田大学 2[1−1・1−0]1 明治大学

得点:【早】渡邉(7分)、島村(84分)【明】小川(30分)

早稲田大スタメン
−−−−渡邉−−市川−−−−
−−−−−−山本−−−−−−
中島−−兵藤−−金田−松本怜
−−横山−−金守−−塗師−−
−−−−−−時久−−−−−−

SUB:伊藤、山口、松本征、中川裕、首藤、島村、前田

交代:横山→中川裕(49分)、市川→島村(72分)、中島→松本征(89分)

明治大スタメン
−−−−−−山本−−−−−−
橋本−−−−森−−−−−小川
−−−−藤田−−田中−−−−
斎藤−−石井−−金−−−福田
−−−−−−関−−−−−−−

SUB:早川、上川、李、鈴木、根本、清原、林

交代:山本→林(61分)、田中→清原(70分)、森→上川(82分)

ここ3試合勝ち星のない早稲田は現在9位。勝ちきれない試合が続くが、今後上位に食らいついていく上でなんとしても勝ち点3が欲しい今日の試合となった。早稲田は前節出場停止だった金守貴紀がリベロとしてスタメン復帰。塗師亮が右ストッパーに移り、山口貴弘がスタメンから外れた。他は前節と同じメンバー構成で挑む。対する明治は1トップ気味の布陣、要注意は大学選抜でキックに定評がある小川佳純と、ドリブル突破が光る橋本晃司という、攻撃的な両サイドだ。最終ラインの金大慶、ボランチの藤田優とセンターラインもしっかりしているチームである。

立ち上がりは両者慎重にゲームへと入る。中盤の激しいせめぎあいの中で、早稲田に初めてのチャンスが訪れる。7分、前線でボールを拾った渡邉が左サイドの中島へ展開。中島が縦に仕掛け、中央へとクロスボールを送る。飛び込んだ山本がヒールで落とすと、再びフリーの渡邉の元へ。渡邉が狙いすまして左足のシュートを放つと、ボールは見事にゴール右スミへと突き刺さった。流れの中からしっかりと崩したいい展開のゴールで、まずは早稲田が先制点を挙げた。

今シーズン全試合で先制点を挙げている早稲田。課題は得点後に必ず失点をしてしまうことだ。それはもちろん選手たちも承知、集中した守りで明治の攻撃を受け止める。13分、明治の後方からの放り込みを早稲田ディフェンスがクリアするが、こぼれを橋本が左足でシュート。これは時久の正面を突いてゴールならず。15分には、明治が右サイドを完璧に崩す。橋本からのパスを受けた福田が一気にペナルティエリア内へと侵入。グラウンダーの折り返しに山本が飛び込んできたが、これは辛くも塗師がクリアした。25分には早稲田も反撃し、山本がからボールを受けた松本怜が右サイドからスピード豊かに中央へとドリブル突破。2人かわして勢いのまま左足で強烈なミドルシュートを放ったが、相手キーパー関のセービングにあった。

リードを保つ早稲田はしっかりとゲームをコントロールしていたかに見えたが、ここで一瞬の隙をつかれてしまう。30分、ピッチ中央、ゴールからまだ距離があるところで明治の小川がボールを持つ。ここで小川はプレッシャーが緩いと見るや、いきなりの右足ミドルを狙う。これがゴール左スミに吸い込まれた。小川の右足が危険だということがわかっていたことではるが、一瞬気が抜けた瞬間にゴールを奪われてしまい、試合は振り出しに戻ることに。

その後はお互い厳しいプレッシングの前に、ボールの出しどころがなかなか見つけられない。チャンスもあまり作れないまま時間が過ぎる。32分、横山のフィードに市川が抜け出し、左足で思い切ってシュートしたが大きくゴールの右へ外れる。明治も34分に田中がゴール前で仕掛けて左足でシュートしたが時久の正面だった。結局そのまま試合は動かず、前半を終了。

後半戦は明治の攻勢で始まった。46分、右サイドに流れた田中のセンタリングはファーサイドへ。橋本のシュートは早稲田の選手に当たり、こぼれを森がシュートするも枠の上へ。早稲田が横山に代えて中川裕をそのまま左ストッパーに入れたあとの52分には、左サイド小川のクロスがクリアされたところを最後は橋本がボレーで狙ったが、大きく上へそれた。なかなかチャンスの作れない早稲田は、個人技で状況の打開を図る。57分、松本怜からボールを受けた山本は、相手を背負いながら強引に反転して左足でシュートするも、相手選手に当たりキーパーが抑える。

明治は前線に高さのある林、さらにボランチの田中を下げて小柄ながら突破力に優れる清原を入れるなどして勝負に出る。61分にはその清原が前線で強引にシュートを放ったがゴール右へ外れた。徐々に立て直す早稲田もスーパーサブの島村を入れてなんとか得点の糸口を手繰り寄せようとする。直後の73分には、左サイドに流れた山本の折り返しがクリアされたところを島村が拾う。即座に反転しての強いシュートは相手選手に当たり、こぼれを渡邉が拾い右サイドを仕掛けて中央へと返すがキーパーに抑えられた。

このあたりから早稲田はペースを握り始め、ゴールへと押し迫る。押し込む時間が長くなり、明治も上川の投入で3バックに変更し流れを変えようとする。83分にはゴール前でのこぼれ球を清原が思い切ってシュートしたが、これは時久がなんとか触って一難を逃れた。そしてそのピンチの直後の84分、早稲田が素晴らしい攻撃の形を見せる。ゴール前でボールを持った山本が渡邉へボールを預けるとすぐさま裏へと走る。そこに絶妙なパスが渡邉からダイレクトで戻る。絵に描いたようなワンツーで抜け出した山本が中央へと折り返すと、そこに走りこんでいたのはやはりこの男、島村だった。昨シーズン、もっぱら途中出場ながら驚異の得点率を誇った島村の真骨頂ともいえるゴールが決まり、早稲田が終盤にきてついに勝ち越しに成功した。

その後は左サイドに松本征も投入し、早稲田が磐石の試合運び。そのまま早稲田が逃げ切り、第3節の順天堂大戦以来となる今シーズン2勝目を手に入れた。チャンスシーン自体は少ない、手堅く勝利をつかんだという印象の試合だったが、早稲田が生み出した2つのゴールシーンはいずれも素晴らしい攻撃の形だった。昨年の好調時を髣髴とさせる内容で、今後への期待が高まる勝利だったといえるだろう。早稲田は順位こそ8位に上がっただけだが、今節は上位陣も勝ち点を伸ばせなかったチームが多く、勝ち点差はぐっと縮まった。いよいよ上位を視界に捉え、連勝スタートといってほしいものだ。

金守貴紀が復帰した最終ライン好調渡邉千真は3試合連続ゴール決勝ゴールでもはや貫禄さえ漂う、島村毅
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2006年05月01日

関東大学サッカーリーグ第6節 vs筑波大学@フクアリ

4月30日(日) 14時10分キックオフ フクアリ 45分×2

早稲田大学 1[0−0・1−1]1 筑波大学

得点:【早】渡邉(71分)【筑】田中(72分)

早稲田大スタメン
−−−−渡邉−−市川−−−−
−−−−−−山本−−−−−−
中島−−兵藤−−金田−松本怜
−−横山−−塗師−−山口−−
−−−−−−時久−−−−−−

SUB:伊藤、堀江、松本征、中川裕、首藤、島村、前田

交代:市川→前田(62分)、中島→首藤(70分)、兵藤→松本征(85分)

筑波大スタメン
−−−−木島−−田中−−−−
麻生−−−−−−−−−−三澤
−−−−岡田−−今田−−−−
幸田−−石井−−作田−−野本
−−−−−−碓井−−−−−−

交代:木島→佐々木(69分)、幸田→内藤(89分)

現在8位となかなか波に乗れない早稲田、今節は昨シーズン3位の強豪である筑波大学と対戦する。優勝争いに踏みとどまる上では非常に大事な一戦となった。前節から3バックへと布陣変更した早稲田、この日は不動のディフェンダーだった金守貴紀が出場停止で代わりにリベロのポジションには塗師亮が入る。ボランチには主将の金田隼輔がスタメン復帰し、左サイドには中島健太が公式戦初めてのスタメン起用となった。対する筑波は、大学選抜の主将岡田隆を中心に、個人技に優れる攻撃陣を擁する危険なチームだ。

序盤からお互いに鋭い攻めを繰り出す激しい試合展開となる。まずは3分、筑波の攻撃。右サイドから木島がドリブルで切れ込み、中央の田中へパス。田中のポストから最後は岡田がシュートに持ち込もうとするが、これは山口が体を張った守備でストップした。早稲田も負けずに、5分、松本怜が右サイドから中央へと仕掛け、そのまま左足シュートを狙うが相手選手に阻まれる。続く6分には、早稲田が左サイドからの崩し。兵藤が中島に当て、左に流れた山本へと渡す。山本が中央へとボールを送り、受けた渡邉が素早くゴール方向へ振り向いて強烈な右足シュートを放ったが、ゴール左へそれた。

時間が過ぎても互いの攻防は激しさを増すばかり。筑波の木島、田中という前線に加え麻生や三澤といった中盤の選手たちは、いずれも鋭い突破力を持つ。ポジションを入れ替えて次々と襲い掛かる筑波攻撃陣に、早稲田も後手を踏むシーンが目立つ。20分、木島が左サイドから勢いよく抜け出すとそのまま得意の左足でシュートを放ったが、これは時久のセービングでCKに逃れる。21分には早稲田も兵藤が山本とのワンツーからゴール前に抜け出すも、シュートには至らず。29分、再び筑波の攻め。自陣からドリブルを開始した木島がトップスピードに乗って一気に早稲田守備陣を突破する。左でフリーだった田中にボールが渡ったが、田中のシュートは辛くも時久のセービングで凌いだ。続く31分には麻生が自慢の左足でシュートを放つも、これまた時久がセーブ。

早稲田もチャンスが無いわけではない。筑波の攻撃を凌いだ後は、細かなパスワークからチャンスを作り出す。特に調子の良さが光ったのは渡邉。前線でのポスト役だけにとどまらず、自ら突破してのシュートなどでゴールを襲う。41分、山本から受けた渡邉が一気に相手守備陣を突破してペナルティエリア内へ持ち込み、右足でシュートするもこれは相手キーパーがセーブ。こぼれを拾った兵藤から最後は金田がシュートするも相手選手にブロックされた。43分には、前線で市川がつぶれ、渡邉がまたしても相手ディフェンスを突破。流れたボールを飛び込んできた松本怜が思い切ってシュートするも、これは枠の上へ外れた。そして前半ロスタイムには最大のチャンスが訪れる。兵藤からのパスを受けた中島が左サイドを縦へ突破。中央への折り返しに市川が飛び込んだが、シュートはポストに当たってゴールライン上へ。早稲田の選手が殺到し大混戦になるも結局押し込めずに相手キーパーに抑えられてしまった。

両者が決定機をつかみながらも決めきれずにスコアレスで折り返し、後半戦を迎える。ここから徐々に流れは早稲田へ。ゴールへと迫る時間も早稲田が多くなり、得点への期待が高まる。57分、兵藤の絶妙なスルーパスに中島が左サイドを抜け出す。一旦切り返して上げられた折り返しに市川がシュートするもこれは相手キーパーがセーブ。58分には、兵藤が高い位置でボールを奪うとすぐさま送られたスルーパスに市川が抜け出し、左足でシュートを狙うも相手選手に阻まれる。筑波も反撃し、62分には木島のドリブルから右の今田へ。今田のシュートはゴール左へと外れた。

その後前線に前田を投入、さらに首藤を右サイドに入れて松本怜を左サイドに移すなどして、さらなる攻撃の活性化を狙う早稲田。それが報われたのは71分、中央の山本が右サイドの首藤へと展開。首藤のセンタリングがファーへと流れ、前田が頭で中央へと折り返すとそれを渡邉がそのまま頭でシュート。一度はバーに阻まれるが、こぼれ球を再度渡邉が豪快に蹴りこんで、ついに早稲田が先制した。試合も終盤に差し掛かってリードを奪い、喜びに沸く早稲田イレブン、しかしここで落とし穴。直後に再開した試合の流れから、筑波が右サイドから一気に攻め込むと、最後は田中が蹴りこんですぐさま同点に追いついた。これで試合は振り出しに。

せっかくの先制ゴールをふいにした早稲田は、ここから怒涛の攻撃を見せる。78分、前田が右サイドを抜群のスピードで突破し、折り返しに渡邉が飛び込んだがシュートは当たり損ねてゴール左へ外れた。続く79分、兵藤からのパスに左サイドを抜け出した山本の折り返しに、再び渡邉がヘディングシュートしたが惜しくもゴール左へそれる。81分には、後方からのロングボールを渡邉が頭ですらし、山本が頭でつなぐと前田が一気に右サイドを抜け出す。スピードのまま右足で強烈なシュートを放った前田だったが、相手キーパーのセービングに阻まれた。それで得たCKのチャンス、松本怜の蹴ったボールから山口が頭で狙うも弱くキーパー正面。さらに82分、山本から左の兵藤へとつなぎ、兵藤がシュートを狙ったが相手選手にブロックされる。

85分、兵藤に代えて松本征をそのままボランチの位置に入れて最後の攻めに出る早稲田。しかし、筑波にも惜しいシーンは訪れる。86分、三澤のスルーパスに佐々木が抜け出したが、前に出た時久を見て打った佐々木のループシュートは枠を捕らえられず。88分には、右サイド野本のアーリークロスがファーの田中まで届いたが、田中の滑り込んでのシュートはヒットせず枠外。そしてここからは再び早稲田がゴールを狙っていく。89分、松本征から左サイドの松本怜へとパスが渡り、センタリングに渡邉が頭で合わせるもゴール上へ外れる。直後には、左サイドに流れた渡邉がクロスボール入れ、ファーの首藤が頭で折り返し、最後は前田がシュートしたが弱くゴールならず。

最後まであきらめずに攻め続けた早稲田だったが、結局ゴールを奪えぬままドローで試合は終了となった。一進一退だった前半を経て、後半は完全にペースを握って終始筑波を圧倒した早稲田。先制した直後にすぐさま追いつかれたのも課題ではあるが、やはりあれだけチャンスを作り続けながら勝ち越せなかった決定力の欠如は見直さなければならないところだろう。内容的には明らかな向上が見られ、早稲田の実力も十分証明している戦いぶりではある。今後優勝という目標を現実的なものとするためには、今日のような試合をモノにできる勝負強さこそが一番に求められてくる。

リベロとして、金守の穴を埋めた塗師亮渡邉千真は2試合連続ゴールスタメン復帰した主将金田隼輔初めてのスタメン、中島健太今日も華麗なプレーを披露した山本脩斗最後まで奮闘した山口貴弘
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2006年04月24日

関東大学サッカーリーグ第5節 vs中央大学@夢の島

4月23日(日) 14時10分キックオフ 夢の島 45分×2

早稲田大学 1[1−0・0−1]1 中央大学

得点:【早】渡邉(33分)【中】辻尾(83分)

早稲田大スタメン
−−−−渡邉−−市川−−−−
−−−−−−山本−−−−−−
中川裕−兵藤−−塗師−松本怜
−−横山−−金守−−山口−−
−−−−−−時久−−−−−−

SUB:伊藤、堀江、金田、首藤、中島、島村、前田

交代:渡邉→島村(66分)、市川→前田(85分)

中央大スタメン
−−辻尾−−小倉−−南木−−
−−−−大瀧−−渡邊−−−−
−−−−−−田村−−−−−−
梅野−−園田−−大根−−杉山
−−−−−−山本−−−−−

交代:小倉→小池(60分)、南木→石川(65分)

前節、流通経済大学との一戦で屈辱的な大敗を喫した早稲田。ここ最近の早稲田にとっては全く経験をしたことのないような結果を受け、チームに走った衝撃は大きかったようだ。今節、大榎監督は布陣、選手ともに大幅に変更するという決断をする。今年から導入した4バックを昨年までの3バックへと戻し、さらに主将の金田隼輔をスタメンから外すというサプライズ。火曜に特別指定先の東京Vでフル出場を果たした塗師亮をボランチとして初めて起用し、市川雄太郎、中川裕平、そして高校選抜から戻った松本怜と、実に3人もの1年生もスタメンへと抜擢した。対する中央大は昨年のユニバー代表の辻尾真二を擁する。

立ち上がり、辻尾のシュートが上へ外れて始まったこの試合。序盤から両者ゴール前まで持ち込む激しい展開に。2分、自陣でボールを持った山本がキレのあるドリブルを見せる。鮮やかに1人を抜き去って中央を突き進み、もう1人かわしてペナルティエリアに持ち込もうとするも、最後は相手にカットされる。7分には逆に早稲田がピンチに。中央大の攻撃、ゴール前混戦となったところを大瀧がシュートを放ったが、これはキーパー時久が足でなんとかセービング、こぼれを再び大瀧がシュートしたがゴール右へ外れた。直後の8分、今度は早稲田に決定的なチャンス。右サイド松本怜のセンタリングがファーに流れると、待ち構えた市川が強烈なシュート。これは相手キーパー山本が右手一本ではじき、詰めた渡邉がシュートしたがボールは枠の上へとそれていった。

その後は中央大がボールを持つ時間がやや長くなる。相手の3トップに対し、早稲田は守備時は左サイドの中川裕を最終ラインに下げる変則4バックのような形で対応。攻めこまれど安定した守備組織で対応し始めた早稲田は、徐々に流れを引き寄せ攻撃への比重を大きくしていく。30分、右サイドから松本怜が中央へと得意のドリブルで切れ込む。渡邉へと渡し、渡邉の左足シュートは弱くゴール右へ外れた。そして得点への期待が高まった33分、ついに均衡が敗れる。インターセプトした横山が中央からそのまま持ち上がる。横山のスルーパスが左から抜け出した山本へ通り、フリーの山本はさらに右の渡邉へ。渡邉のシュートは相手キーパーに当たりながらもゴールへと転がり、早稲田に先制点となった。渡邉は待望の今シーズン2得点目。ちなみに、今シーズン初めての兵藤が絡まないゴールであった。

リードを許した中央大も反撃に出る。38分、左サイドからのクロスボールに渡邊が飛び込んだが、シュートはゴール左へそれる。44分には、ロングボールを受けた辻尾が右サイドから中央へ折り返し。小倉のキープから最後は大瀧がシュートするも枠を外れ、結局そのまま前半は終了となった。早稲田としては途中から流れを引き寄せ、先制点も奪えたということで上々の展開だった。

後半に入り、早稲田は追加点を狙うべく、攻撃を続ける。50分、渡邉がゴール前右寄りからペナルティエリアないへ突破。中へと切り替えしてからのシュートはキーパー正面を突いた。さらに57分には、松本怜が右サイドから中央へとドリブル突破で切れ込み、そのまま左足でシュートを狙ったが右へ外れた。直後の山本のシュートも枠の上。早稲田の攻勢で流れを変えたい中央大は前線に小池、石川と立て続けに攻撃のカードを投入する。早稲田も島村を入れて追加点を狙う姿勢を押し出す。

ここから徐々に中央大が攻勢に転じていく。72分、右サイド杉山のクロスにファーから小池が頭で突っ込んだがこれは時久ナイスセーブ。続く73分、右サイド角度のないところから石川が思い切ったシュートを放ったが枠は捉えず。81分には、大瀧の強烈なミドルシュートが早稲田ゴールを襲ったが、時久の横っ飛びセーブでなんとか逃れた。直後の82分、左CKから中央大のシュートは、これまた時久がセーブ。

時久を中心とした集中した守備でなんとか1点を守りきりたい早稲田。しかし中央大の怒涛の攻撃の前に、ついに早稲田ディフェンスは陥落する。83分、中央大が右サイドから中央へと放り込んだボールが辻尾の元へと流れる。ここで辻尾の見事なボレーシュートがゴールネットに突き刺さり、土壇場で試合は振り出しへと戻された。

終盤に同点となった試合はその勢いのまま激しさを増し、どちらに勝ち越し点が入ってもおかしくない展開に。早稲田はスピードのある前田を前線に投入し、“切り札”にゴールを託す。89分にはその前田が塗師からボールを受けると、ゴール前右寄りからペナルティエリア内へと一気に突破する。角度がなくなったところでの折り返しはサイドネット。ロスタイムには中央大も反撃に。縦に速い攻めから一気に小池が抜け出す。それを後方から追う金守は、ペナルティエリア前ぎりぎりのところで強引なタックルで相手を引き倒す。誰が見ても明白なファールで金守は当然のように一発退場、しかし身を呈してのプレーに対し拍手が沸く中で金守はピッチを後にした。そしてそれで得た中央大のFK、辻尾が蹴ったボールは右ポスト直撃し、こぼれ球を園田がシュートするもぎりぎりゴール右へ外れた。最後は運も味方し、早稲田がなんとかドローのまま試合を終わらせた。

1部のレベルの高さを証明するかのような、激しい内容となったこの試合。勝てる試合だっただけに悔しい結果に終わった早稲田ではあったが、前節の大敗から立ち直りドローに持ち込めたという点を見れば、次につながる試合だったのではないだろうか。その次節は強豪筑波との一戦。筑波は今節の試合で初めての敗戦を喫し首位を陥落しているだけに、必死の思いで試合に臨んでくることだろう。とはいえ早稲田も十分に勝つ実力は備えており、ここで勝てれば一気に流れに乗れる可能性もある。今後優勝を目指す上で非常に大事な試合となりそうだ。

※第4節、対流通経済大学の試合レポートは担当者不在のためお休みとさせていただきました。

新たなメンバーで臨んだ早稲田塗師亮は兵藤慎剛とボランチでコンビを組んだ新3バックで挑む守備的に奮闘、初スタメンの中川裕平1年生、市川雄太郎も初スタメン兵藤慎剛は最後まで走り回ったが激闘の跡
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2006年04月09日

関東大学サッカーリーグ第3節 vs順天堂大学@フクアリ

4月9日(日) 14時10分キックオフ フクアリ 45分×2

早稲田大学 3[1−1・2−0]1 順天堂大学

得点:【早】渡邉(15分)、金田(85分)、島村(89分)【順】中村(44分)

早稲田大スタメン
−−−−渡邉−−山本−−−−
兵藤−−−−−−−−−−首藤
−−−−横山−−金田−−−−
松本征−山口−−金守−−塗師
−−−−−−時久−−−−−−

SUB:伊藤、梅澤、中川裕、岩田、中島、島村、前田

交代:首藤→前田(71分)、渡邉→島村(83分)

順天堂大スタメン
−−−−渡邉−−福士−−−−
竹岡−−−−−−−−−−伊藤
−−−−飯島−−島嵜−−−−
小宮山−中村−−森−−−村上
−−−−−−佐々木−−−−−

交代:伊藤→佐藤(44分)、竹岡→慶田(74分)、飯島→山本(89分)

水曜の駒澤戦からは一変、好天に恵まれピッチ状態も良好のフクダ電子アリーナでの試合。早稲田は長期離脱中の松橋優、鈴木修人に加え、開幕から先発出場を続けてきた1年生の松本怜が高校選抜合宿のために欠場。中盤の右サイドには首藤豪が公式戦で初めてのスタメン起用となった。ベンチには岩田啓佑が今シーズン初めてのベンチ入り。対する順天堂は、小宮山尊信、村上佑介、中村英之、島嵜佑と4人もの大学選抜経験者を擁するタレント豊富なチーム。前線には昨シーズン新人賞を獲得した福士徳文の名前も。

横山からのパスを受けた渡邉の左足シュートがキーパー正面を突いて始まったこの試合。立ち上がりから順天堂が勢いよく攻め込む。3分、右サイド角度のないところから福士が強引にシュートを放ったが大きく左へ外れる。7分には右サイドで得たFKを小宮山が蹴ると、混戦から最後はまたも福士がシュートしたが弱くゴールならず。

順天堂の攻勢を凌いだ早稲田は、徐々に自らのペースへと持ち込んでいく。中盤でパスが回りだし、ボールを保持する時間が長くなってくる。そして迎えた15分、早稲田にCKのチャンス。右から兵藤が蹴ったボールは、渡邉の頭にピタリと合い、快心のヘディングシュートがゴールネットに突き刺さった。流れをつかみかけたところで早稲田に先制点が入った。

その後は早稲田が一方的にボールを持って攻める時間が続く。前線の選手のポストプレイから2列目の選手が飛び出していく形がよく見られ、組織的な攻撃ができている印象。20分、後方からのフィードを山本が頭ですらし、ペナルティエリア内の兵藤へ。兵藤が落としたボールから渡邉のシュートは相手選手に阻まれ、こぼれを横山がシュートしたが枠の上。35分には渡邉のポストから横山がミドルシュートを狙うもゴールの右へ外れた。続く36分、右サイド塗師のアーリークロスから前線で山本がつぶれ、ボールは兵藤へ。兵藤は右足で狙ったが体勢が悪く弱いシュートとなりキーパーが抑える。さらに40分には左サイドに流れた山本が後ろへ戻し、松本征の左足クロスを渡邉がヘディングシュートしたが惜しくもゴール右へ外れた。

守る時間が長くなっていた順天堂もようやく反撃。42分、右サイドをオーバーラップした村上の折り返しから竹岡が繋ぎ、抜け出した福士のシュートはキーパー時久がセービングした。これが久しぶりの攻撃の形となった順天堂、流れの悪さを打開するためか44分に早くも選手交代。伊藤に代えて、関東選抜の佐藤を投入。勝負に出たところで順天堂がCKのチャンスを得る。左サイドからボールが蹴られると、ゴール前で早稲田の選手が倒れる。ここで審判の笛が鳴り、なんとPKを指示。不可解な判定ではあったが、これを中村がきっちりと決めて順天堂が追いついたところで前半終了となった。

いやな時間帯に追いつかれた早稲田、再びリードを奪うべく後半戦へ挑む。しかし、ここから攻め込んできたのは順天堂だった。押し込まれる時間が長くなり、早稲田にとっては悪い流れになってきた中、52分には前線へと放り込まれたボールに福士がキープして反転シュートを狙ったが枠を外す。ピンチを逃れた早稲田は、その後粘り強い守備で相手の攻撃に対応。決定機までは決して持ち込ませることなく、徐々に流れを引き寄せていく。65分には、中央の渡邉が左から走りこむ兵藤へ大きなパス。ゴール前へ仕掛けた兵藤の左足シュートは大きく上へ外れた。続く71分、山本が中央から右へドリブル突破する。シュートは相手選手に当たったが、こぼれを首藤が思い切ってシュート。強烈だったがゴール左へそれていった。

72分、早稲田は首藤を下げて前田を投入。山本を中盤右サイドに下げ、前田を前線へ。状況を打開するために前田のスピードで勝負しようという意図か。しかし、なかなか前田をスペースへ走らせることができない。なんとしても勝利が欲しい早稲田ではあるが、チャンスを作り出すまでには至らないまま時間が過ぎる。83分には、切り札の島村を投入。彼の得点力に全てをかけ、試合は終盤へとさしかかる。

そして85分、早稲田にCKが与えられる。右サイドから兵藤の蹴ったボールは中央ですらされ、ファーサイドへ。そこにフリーでいた金田が冷静に右足シュート。これが右ポストに当たってゴールマウスに転がり込んだ。キャプテン金田のゴールで、ついに早稲田が勝ち越しに成功する。そのまま逃げ切りたい早稲田、ロスタイムに再びチャンスが。ゴール前で前田がボール奪取し、兵藤からフリーの島村へ。島村の右足シュートがゴール左スミに決まり、駄目押しとなる3点目。これぞチーム一の得点率を誇る島村の真骨頂、短い出場時間で見事に結果を残した。

そして長い笛の音。3戦目にして早稲田が今シーズン初勝利を収めた。1部に昇格してなかなか結果の出なかった早稲田ではあったが、その間も早稲田の力が本物であることを証明するかのような戦いぶりで、徐々に成績を上げていった。今後も決して油断できない相手との戦いが続くが、自信を持って勝利を追い求めていって欲しい。

公式戦初先発の首藤豪渡邉千真は今シーズン初ゴール中盤で躍動するソフティこと横山知伸
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2006年04月05日

関東大学サッカーリーグ第2節 vs駒澤大学@多摩

4月5日(水) 14時10分キックオフ 多摩 45分×2

早稲田大学 1[1−1・0−0]1 駒澤大学

得点:【早】兵藤(9分)【駒】巻(11分)

早稲田大スタメン
−−−−渡邉−−山本−−−−
兵藤−−−−−−−−−松本怜
−−−−横山−−金田−−−−
松本征−山口−−金守−−塗師
−−−−−−時久−−−−−−

交代:渡邉→島村(57分)、松本怜→前田(70分)

駒澤大スタメン
−−−−−原−−巻−−−−−
小野里−−−竹内−−−−田谷
−−−−−−菊地−−−−−−
塚本−−廣井−−阿部−−筑城
−−−−−−三栗−−−−−−

交代:竹内→小林(62分)、小野里→島田(67分)

初戦を落とし、連敗だけはなんとしても避けたい第2節、早稲田は昨年王者の駒澤大と相見えた。最強時代を築いている駒澤ではあるが、早稲田は昨年2度対戦していずれも勝利を収めている。強い相手ではあるが、早稲田も実力では決して負けていない。その早稲田、開幕戦では怪我の影響でベンチスタートだった山本脩斗がFWとして先発起用。松橋優、鈴木修人といったところは怪我が長引いており、この日も欠場した。一方の駒澤は、開幕戦で見せた3バックから、昨年までの4バックへと布陣を変更してきた。前線には原一樹と巻佑樹という大学サッカー界屈指のツートップを揃える。

この日の多摩陸上競技場は雨が降り続く悪条件。ピッチも水しぶきが上がるほどであるうえに、芝の状態自体も悪く、まさに最悪のコンディションの中での試合となった。上空には時折強い風が吹いており、高く上がったボールは押し戻される。前半の早稲田は不利な風下側のエンド。ロングボール主体の攻撃には自信をもつ駒澤相手に苦戦が予想されたが、先制したのは早稲田だった。9分、ゴール前やや左寄りの位置で得たFKのチャンス。兵藤が直接ゴールを狙ったシュートは、大きく弧を描き左ポストを叩いてゴールに吸い込まれた。兵藤の2試合連続ゴールで早稲田が幸先のいいスタート。

しかし、直後に駒澤も反撃する。11分、塚本が右CKを蹴ると、時久がパンチング。ボールは再び右サイドの塚本の元へ戻り、塚本はすかさずセンタリングを上げる。ボールは巻の頭にぴたりと合い、ゴールイン。注意すべきだった巻の高さにやられ、試合はすぐさま振り出しに戻されることに。

風上の駒澤は次々と前線にロングボールを放り込み、早稲田が少しでも処理を誤るとすぐさま駒澤の決定機へとつながる緊張感のある展開で試合は進む。とはいえ早稲田守備陣も集中を保ち、破綻は許さない。驚異的な高さを誇る巻に対しても、山口が決して競り負けることなくヘディングで跳ね返していく。そして早稲田もボールを奪うと早めに前線にボールを供給する。本来は中盤で繋ぐスタイルの早稲田だが、今日のピッチ状態ではショートパスやドリブルを普段どおりにするのは非常に難しい状況であり、このような戦い方を選択。

22分には、右サイドに流れてボールを受けた渡邉がセンタリング。ファーで構えた松本怜がボレーシュートを打ったが、ジャストミートせずボールは大きく上へ飛び、クリアされる。続く27分、カウンターから兵藤が右サイドへ展開。アーリークロスから中央で渡邉がキープし、最後は松本怜が右足でシュートしたがキーパーの正面をついた。その後も同じような試合展開が続き、前半終了間際の44分には再び早稲田の攻め。松本征が中央の渡邉にくさびのボールを入れ、キープした渡邉は右サイドの松本怜へ展開。松本怜はスピード豊かに中央へとドリブルで持ち込み、そのまま左足でシュートしたが相手選手に阻まれる。ロスタイムには駒澤もロングボールから前線の巻がキープし、最後は竹内がシュートしたが早稲田DFがブロックした。

1失点こそしたが、その後は風に乗って飛んでくるロングボールに対しても集中した守備を見せた早稲田。空中戦に自信持つ選手を多く揃える駒澤に対し、セットプレーでもなんとか守りきった。依然降り続ける雨の中、後半戦へと試合は移る。

両者選手交代のなかった後半だが、今度は風上に立った早稲田が駒澤を押し込む時間帯が長くなってくる。ボールが転がらないピッチなので、浮かしたボールをサイドをつく選手に供給し、そこからなんとか得点を手繰り寄せようとする。相手にクリアされてもボールは風に押し戻され、再び早稲田がボールを拾って攻めるというパターンも多くなってきた。

57分には渡邉を下げて島村を投入。開幕戦はスタメンに名を連ねていた島村は、昨年主に途中出場して驚異的な得点率を誇ったまさにスーパーサブ。押し込む展開の中で、彼の決定力に大いに期待が高まる。しかし早稲田はなかなかシュートまでは持ち込めない。駒澤ディフェンスが固いのもあるが、やはり劣悪なピッチによるミスが出たのも要因か。ただボールを早稲田が保持する時間が長く、駒澤にはほとんどチャンスを作らせないのが救いか。

勝ち越しを狙う早稲田は70分に、前田を前線へと投入。開幕戦を怪我で欠場した前田の爆発的なスピードにかける。期待に応えるように前田は時折サイドからの突破を図るが、駒澤も粘りの守りを見せる。試合が終盤に近づき、早稲田は攻め続ける。80分、左サイドから兵藤が右足でセンタリングを入れる。ゴールへと曲がるボールに対し島村が飛び込んでいくが届かず、ボールはラインを割る。81分には兵藤の右CKを島村がヘディングシュートしたがゴールの上。得点を追い求め続けた早稲田だったが、結局奪えぬまま試合終了を告げる長い笛の音が鳴った。

90分間ひたすら長いボールを蹴り続けたこの試合。そんな中でも早稲田は随所に高い技術を見せ、駒澤を徐々に圧倒していった。このようなピッチ状況ではロングボール戦術に慣れる駒澤のほうが優位かと思われたが、早稲田は一歩も引くことなく駒澤に圧力をかけ続けた。サッカーの試合としては面白みに欠けたかもしれないが、早稲田が高い実力を持つことを証明した試合だったと言えるだろう。まだ勝利こそない早稲田だが、今後の快進撃が期待される。

王者に挑む今期レギュラーを獲得した松本征也兵藤慎剛は2試合連続ゴールボランチは横山知伸と金田隼輔のコンビ怪我明けの前田亮を投入したが高さでもゴールを狙い続けた
posted by ultraswaseda-admin at 21:33| 東京 🌁| ア式情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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